大学生からバリキャリまで人生で読むべき一冊
自己啓発本をむさぼるように読んでいた30代前半に出会いました。
『チーズはどこへ消えた?』では自分一人では思いつかなかった新たな視点を発見できました。
「やっぱり読書っていいなあ」と再認識できる本となっています。
80ページという短さもあり、一つの寓話としてすんなりと読みやすいので
最初はあまり深く考えず読んでみてほしいです。
登場人物は性格が四者四様のネズミと小人
・ネズミのスニッフ・・・単純なものの見方をする。深く考えずすぐに状況を察知できる。
・ネズミのスカリー・・・単純なものの見方をする。すぐに新たな状況に飛び込むことができる。
・小人のヘム・・・複雑な頭脳を持つがゆえに、他責思考で居心地が良い自分の殻に閉じこもって行動しない。
・小人のホー・・・複雑な頭脳を持つがゆえに、複雑に物事を捉えて悩み苦しむが、それではいけないと自分を変えようと努力する。
概要
遠い国に住んでいる2匹のネズミと2人の小人がいました。
迷路のどこかにはチーズがあって、2匹と2人は食べるためと、幸せになるためにチーズを探しにいつも迷路に出かけていました。
いつ、誰が、なぜ置いていくのかわからないけど迷路にはチーズがありました。
いろんな通路を探しながら、道に迷いながら、ついに2匹と2人はチーズがあるステーションを見つけ、チーズにありつけます。
毎日毎日服を着替え、靴を履き、急いで同じ通路を通って、チーズステーションに出かけていました。
しかし、毎日同じステーションにチーズが置いてあるため、ついには2人の小人は急いで探しに出かけることもなく朝はゆっくり起きてチーズステーションに向かうようになります。
それに対して2匹のネズミは毎日変わったことがないか、通路を調べ、チーズの様子も確認も怠っていません。
ついにある日、チーズステーションのチーズが目の前からなくなってしまいました。
いつものようにチーズステーションにきた2人の小人はこの様子に驚きます。
2匹のネズミは毎日だんだん少なくなってきていたのに気がついていたので驚きません。
迷路を見渡し、スニッフが匂いを嗅いでうなずくと、スカリーとスニッフは新しいチーズを探しに行くため走り出しました。
一方、2人の小人は毎日の小さな変化にも注意を払わなかったので、青天の霹靂でした。
翌日も翌々日も同じチーズステーションに向かいますが、やっぱりチーズはありません。
ようやく小人のホーがもうここにはチーズはないんだ、という現実を受け入れチーズを探しに行こうと決心します。
しかしもう1人のヘムは、チーズがないのは他の誰かの責任だといい、頑なに行動に移そうとはしません。
この物語は小人のホーが新しい迷路へ踏み出すことへの不安や恐怖、チーズがないことへの失望や怒り、また新しいチーズを見つけて味わって想像している喜びなどの感情が描かれています。
私たち人間の感情を余すことなく描いていて、読んでいて同感することが多いです。

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)
感想
はじめて読んだ時は一つのストーリーとして読むだけだったので新たな視点が生まれて、
「ああ、読んで良かったなあ」と思うだけでした。
小さい頃から国語が苦手で、読解力に難があるので『チーズはどこへ消えた?』を何度か読み返していますが、自分事として落とし込んでいくにはまだまだ難しかったんです。
わたしは「ヘム」と同じでした。たぶんですが、みなさんも同じではないでしょうか。
ネズミのスカリーのようになってみたいけどわたしも人間だからそう上手く単純にはできません。
人間はこの本に出てきたように4つの面があると思ってます。
スニッフの面もあるし、スカリーの面もあるし、ヘムのようでもあるし、ホーでもある。
今回わたしは「チーズ」を「自分の人生」として置き換えて考えてみました。
30代も後半になってきて自分の人生このままでいいのかなと思うようになってきたからです。
ちょっと気を抜いたらすぐ「ヘム」のようになってしまいそうになります。
ヘムの面は一時的になら持ってもいいかもしれないけど、それでは人生良くならないんですよね。
ホーが言っていたように、「人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはないのだ。自分の心の中につくりあげている恐怖のほうが、現実よりずっとひどいのだ。」
こうやって自ら行動して、自分で気づくことで人生がひらけていくことを学びました。
『チーズはどこへ消えた?』ではこのように「気づき」の言葉がここではご紹介できないほどたくさん出てくるので、ぜひこの本を手に取って読んでみて欲しいです。
この本を読む人によっては「チーズ」を「仕事」、ある人は「家族」、またある人は「お金」に置き換えていると思いますが、読み返すたびに今回は仕事、次回は家族と、置き換えて考えてみると、自分が求める本当の「幸せ」がわかるかもしれません。
わたしにとって幸せとは、金銭的にも精神的にも余裕を持って愛猫たちと人生を過ごすこと。
これを主軸に置いて、人生を楽しんでいきたいです。

Kindle Unlimited対象本になっていますので、気になる方は読んでみてください。

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)



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